◆好印象スター診断誕生秘話ー3★チャンスの後にまたピンチ!

これ以上カレッジに通っても意味はない、と判断した私。

 

「退学しようと思う・・・」と、外国人仲間の一人に打ち明けました。
その人から返ってきた言葉は今でも鮮明に脳裏にあります。
「一つ事をあきらめたら、全てのことをあきらめることに繋がるよ!」と。

 

それは言えるのかも・・・!まだ二十歳前の若造の自分です。
実際、本当にあきらめの人生になったらどうしよう~(恐)と思いました。
でも私は、自分の決断に迷いはありませんでした。

私は何かの学問をやるために在るのではなく、
デザイナーになるために在るのだから、その道を探すのよ!
と、泣きながら自分を励ましました。

 

すると不思議なご縁がつながったのです!

 

カレッジを中退してアルバイトを始めた先で、ある女性と知り合ったのです。
スーザンという金髪女子。
彼女はファッション専門学校に通いながら、そこでバイトをしているとのこと。

▼スーザンと知り合ったバイト先の仲間と(私19歳)▼

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な、なに?その専門学校って?!
食いつきますよね~!当然。

 

聞いてみると、
F.I.T.(Fashion Institute of Technology)という、

NYではピカイチの有名校だそう!
カルバン・クライン等、有名デザイナーは皆、そこの卒業生なのよ♪
知らないの~?(上から目線)と言うじゃないですか。

 

即決です。そのF.I.T.とやらで勉強しなくては!

 

ということで、入学申請をして試験を受け、

見事に受かってから、両親に打ち明けました。
二人共開いた口が塞がらないお顔でした。

 

さんざん「呆れた娘だ!」と言われながらも、後日
「F.I.T.に受かるなんて大したものらしいゾ!」

と両親がヒソヒソ話をするのを耳にした時は、
正直言って何ともホッ・・・とした気持ちでした。

 

さて、水を得た魚のごとく、私は様々な事を吸収し、成果を評価され、
実際、成績最優秀者として卒業を迎えました。

 

勝負するは英語力ではなく、感性と技術力でしたから。
カレッジをドロップアウトしても

「あきらめ」にはつながらなかった事を、
自分で証明し確信できた瞬間でした。

▼FITの仲間とパーティーでのショット(人種は様々!)▼

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せっかくなら卒業後、NYで経験を積んでから帰国したい。
と、既に帰国していた両親に伝えました。

実際、成績最優秀な自分なら、

就職先はいくらでもあるはず~!と、思っていましたから。

 

ところが、いくら面接に行っても、どこも雇ってくれません(汗)

10社以上は行きました。

 

ある日、面接で言われました。
「あなた、卒業したばかりで実践経験はゼロでしょ?
何の技術も提供できない人に、

お金を払って雇う企業がある訳ないでしょ。
そんなことも分からないの?!」と。
つづく・・・

 

 

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