人の外見と内面との関連性について、疑問に思う方は多いと思います。
「外見は内面の一番外側にある」と聞いたことありますか?
そうなのです。見た目という外側は、実は見えない内側の心の表れなのです。
外見も内面も、一つに繋がっているものなんですよね。
なので「人から良く思われたい!」「良い印象を与えたい!」と思うなら
見える部分に磨きを掛けるのはもちろんですが、それだけでなく、
常日頃の自分の考え方や心の在り方に気を付けることが
大変重要になってきます。
今回は外見と内面との関連性を、外見心理学の観点から例を挙げてご説明します。
そしてさらに内容を深め、外に表れる現象と内面世界の関係にまで踏み込んで
外見、内面それぞれの磨き方についてお話をします。
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【目 次】
1. 「外見」という見た目
*メラビアンの法則
*その人そのものが表れる外見
*見た目と内面とのギャップ
2. 内面から表れるものとは?
*声
*存在感
*想いが形をつくる「思考の現実化」
3. 内面の磨き方
*内面を磨く6つのポイント
4. 外見の磨き方
*装い=身だしなみを整える
*表情=笑顔を大切にする
*動作=正しい姿勢を保つ
5. 装い方で分かる!人の内面
*オシャレに積極的な人ほど出世する
*地味な服装・派手な服装をする女性
*露出の多い服装・露出の少ない服装をする女性
6. 持ち物で分かる!人の内面
*使う傘でその人がわかる
*カバンでその人がわかる
7. 見た目により変化する人の対応
*半袖シャツ姿の上司は舐められる?
*美しい女性に男性はつい親切になる!
8. まとめ
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1.「外見」という見た目
「人を見た目で判断するな!」「人は外見じゃない、中身で勝負!」などど言いますが
それらは、はたして正しいでしょうか?
私は長い人生経験から「人は見た目がものを言う」と言い切ります!キッパリ。
特に「顔つき」「身体つき」「目つき」そして「動作」には、その人自身がハッキリ表れます。
どんなに高級な服に身を包んでいても、どんなに完璧なヘアメイクであっても、
また美容整形をしても、これらは隠せるものではないのです。
また、人は見た目のイメージでものを捉えます。
例えば、ドクター白衣を着て聴診器を下げている人を見たら「お医者さんだ」と思いませんか?
コックコートを着てお鍋を持っている人は「シェフだ」と思いますよね。
極端な例ですが、このように外見を基準にその人が判定されるというわけです。
そして「メラビアンの法則」にあるように、外見という見た目は大きく相手に影響します。
ではまずメラビアンの法則についてご説明します。
■メラビアンの法則とは
メラビアンの法則とは、1971年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが
提唱した概念で、
話し手が聞き手に与える影響を、研究と実験にもとづいて数値化したものです。
話し手が聞き手に与える影響は「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つから構成され、それぞれの情報の影響力は下記の割合となります。

*視覚情報が55%
視覚情報とは見た目のことです。服装、表情、態度、色使いなどが含まれます。
*聴覚情報が38%
聴覚情報とは聞こえるものです。声の大きさやトーン、話し方の速さなどが含まれます。
*言語情報が7%
言語情報とは話の内容です。
ここからお分かり頂けるように、特に人の見た目は相手に大きな影響を与えます。
なので印象を良くしようと、身だしなみに気を配り、口角を上げて笑顔を作り
常に礼儀正しく在るように、多くの方が心がけておられるわけですよね。
ところが、どんなに高級なスーツに身を包み、上手にヘアメイクをして、礼儀正しく振舞うとしても
どうしても隠せない本質が表れるところがあります。
それは「顔つき」「目つき」「身体つき」そして「動作」です。
■その人そのものが表れる外見
もともと持って生まれた顔や容姿の美しさだけでは、
本当の意味での好印象を人に与えることはできません。
内面を整えて、内側からにじみ出る魅力をプラスすることで、はじめて味わい深い
内面を整えて、内側からにじみ出る魅力をプラスすることで、はじめて味わい深い
深みのある人間的な魅力が発信されるのです。
*顔つき
顔つきには、考え方、心の在り方、価値観が表れます。
「40過ぎたら自分の顔に責任を持て」と聞いたことがあると思います。
何に価値を見出し、どんなことを考えて日々生きているか?
40年も経てばそれが顔つきとして定着する、という意味です。
肯定的に物事をとらえ、常に前向きな考え方で過ごすうちに出来上がるのは「開いた」顔つき。
否定的に物事をとらえ、後悔しながら後ろ向きな考えで過ごすうちに出来上がるのは「閉じた」顔つきです。
自信がなく、自分を愛せない「暗い」顔つき。
自分を愛し許せる「明るい」顔つき。
優しい顔つき、険しい顔つき、散漫な顔つき、怪しい顔つき・・・
いろんな人がいますが、常日頃そういう思考でいるのでそのような顔つきになるのです。
この辺のことは、この記事の最後の方でもお話します。
*身体つき
身体つきには日々の生活習慣と、その時の精神状態が表れます。
生まれつきの体質は別として、一般的に身体は日々の食生活で作られます。
どんなものをどう食べているかは健康にあらわれます。
健康的で力強い身体つきか、不健康でひ弱な身体つきか・・・違いは見えますよね。
また行動的で腰の軽い人、動くことをいとわない働き者。
快適でしなやかに生きたいと願い、適度な運動が生活習慣に組み込まれている人は
基本的にスリムで、無駄な贅肉は少ないことが多いでしょう。
逆に腰が重く、なるべくなら動きたくない人。めんどくさがりでほとんど運動しない人は
平均よりもやや太めで贅肉は多いでしょう。
このように、日々の生活習慣は身体つきで分かります。
昔から「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と言われるように
身体の調子が整っていれば精神状態は良く、支障があると精神にも影響が出やすいということです。
*目つき
目つきには意識が表れます。

「目は心の窓」「目は口ほどにものを言う」とは良くいいますが
たとえ言葉を発しなくても、目を見るとその人がどれだけ真剣か、本気か、
またどのような意識を持っているかがわかります。
純粋で心根の美しい人の目つきは柔らかく、澄んでいます。
野心溢れる意欲ある人の目つきは真っすぐで、輝いています。
目的を失い、迷い、あきらめの目つきは沈み、輝きは見えません。
深い悲しみの底で希望を失った目つきの焦点は定まりません。
責める目つき、疑いの目つき、よこしまな目つき、甘える目つき・・・
いろいろありますね。
また、口元は笑っていても目が怒ってる?そんなこともありますね。
目はウソをつけません。
*動作
動作には心の状態が表れます。
感謝にあふれた安定した心の状態であれば、動作は静かで優雅で無駄がありません。
不平不満のイライラした心の状態だと、動作は荒々しく、がさつで破壊的です。
自信に満ち、常に何かに挑戦しようとする心であれば、動作は大胆で機敏、そして快活です。
包容力ある愛に溢れた心であれば、動作は柔らかく優しく、あたたかみを伴っているはずです。
姿勢や歩き方にもそれは表れます。
前向きで安定した心であれば、胸を張り姿勢を正すことは簡単にできます。
後ろ向きで不安定な心ではどうでしょう?難しそうですね。
うなだれた丸い背中にすぐ戻りそうですね。
「動作」には、このようなアクションの他に「表情」も含まれます。
穏やかな表情、眉間にシワを寄せた表情、笑顔溢れる表情、優しさ溢れる表情・・・
動作と表情にはかなりのことが表れます。
■見た目と内面とのギャップ
このように「顔つき」「身体つき」「目つき」「動作」には隠せない内面が表れます。
ところが、外見に内面を表したい、と思っていても
意外と多くの方々が見た目と内面とのギャップに悩んでおられるようです。
内面の本当の自分が外見に現れていない場合は、その原因を見つけましょう。
まず、家族やごく親しい友人に「なぜ意図しないイメージで見られているのか?」
聞いてみて下さい。
自分で自分を見ることができないので、意外な答えが返ってくる可能性はあります。
ではいくつかのギャップ例と、その解決策を挙げてみます。
*本当は優しい性格なのにキツく見られる
このような場合はキツイ目つきに原因があるかも知れません。
近視、老眼など視力に問題があるのをそのままにしておくと、目つきは悪くなります。
良く見えないので、目を細めて人を疑ったような眼差しで見る。
それが長年の癖になっている場合がありますね。
目つきのクセは自分では見えません。
メガネをかける、コンタクトをするなどしかるべき処置や治療をお勧めします。
*情熱的な気持ちを持っているのに、おっとりとした印象
おっとりした動作は、育った環境にも影響されます。
家庭の事情でお婆ちゃんに育てられた一人っ子は、動作がゆったり、おっとりな場合があります。
情熱があるのに、緩慢な動作からそう見えないのです。
自分では「普通」と思っていても、他人からはスピードが遅い!
と思われているかも知れません。
テキパキとした動きが身に付くようにスポーツを始める等、いかがですか?
表情にもメリハリを付け、リアクションもきちんと表現しましょう。
自分の情熱はちゃんと表に出すように意識してみて下さい。
*プライドが高いのに、いつもいじられ役になってしまう
プライドが高いことを見せたくないがために、逆におどけてみたりすると
プライドが高いことを見せたくないがために、逆におどけてみたりすると
それを見た周りが「アイツはいじると面白いぞ!」と思い、いじり始める。
ということがあります。
それを苦痛に感じるのであれば、凛とした姿勢で真っすぐに相手を見て
堂々と自分を表現する、という本来の自分らしい魅せ方が重要になります。
外見と内面とのギャップを感じる場合の多くは
本来の自分らしさに気付かず、無意識のうちに違う自分を演じている
というケースが間々ありますので、自分を見直してみることも必要です。
2. 内面から表れるものとは?
さて見には見えないけれど、内面が表れるものがあります。
それは「声」と、その人からかもし出される「存在感」です。
■声
心のきれいな人の声には澄んだ透明感があります。
高い低いというトーンとは関係なく、濁り、よどみというものがありません。
耳にした時に心地よい柔らかさが感じられます。
逆に自己中心の想い、やましい想いを抱いている場合は、とがっていたり
こもって聞こえたりします。
話し方が上手、下手。活舌が良い、悪い。そういうものとは関係なく
人は「正直だな、本当だな」「怪しいな、何考えているんだろう?」
というのを微妙に感じるのですね。
前に、水の結晶を撮影した本が出版されましたね。
水に明るい言葉、良い言葉をかけた時の結晶は美しく
暗い言葉、悪い言葉をかけた時の水の結晶はゆがんでいました。
声も言葉も同じ波動です。響きとして伝わるものです。
■存在感
人格が立派な人には存在感が感じられます。
人間性の大きさというか、周りを包み込むような雰囲気を感じるものです。
言葉を発しなくても、その人がそこに居るだけで、その場の空気が変化するのは
その人が持っている内面的な厚み=存在感の大きさだと言えるでしょう。
それは「オーラ」とも言えます。
存在感もオーラも雰囲気も、見えない内面の大きさや深さの表れです。
存在感が薄い場合は、内面を閉ざしていたり、自分を否定していたり・・・
そんな場合が多いようです。
見えるものをはじめ、聞こえるもの、感じるものには全て内面が表れています。
■想いが形をつくる「思考の現実化」
内面が表れるものとして、「声」「存在感」の他に「形という現象」があります。

例えば・・・アート作品は作者の想いの表現です。
作者が心で感じたこと、イメージを作品というカタチで表現しています。
絵画、造形、音楽、文学、舞踏などというカタチで。
なので私達は、見る、聞くなどの五感を通して作品に接することで
見えない作者の心、スピリット(精神)に触れることができる。というわけですね。
優れた芸術作品と世に称されるものからは、
高い精神性や深い想いを感じるのはこの理由からです。
ある意味、人間の在り方もアート作品と同じと言えるのではないでしょうか。
なので多くの人達から慕われ、憧れられ、頼られ
沢山のファンやフォロワーができ、お客様や生徒さん達から選ばれ続ける
そんな人間でありたい!と心から望むならば
自分と言うアート作品の内面を強化する必要があるのですね。
作品と同じように、自分の身の周りに起こる現象は、実は全て自分が作りだしています。
内面世界の状態が、外側に現象として表れるということなのです。
「想いが形をつくる」=「思考は現実化する」とはこのことです。
良く耳にする「引き寄せの法則」も同じです。
自己啓発のイメージトレーニングやスポーツ選手などは、皆この原理を応用しています。
では、望む現実を手にするためにはどうすれば良いのでしょう?
それには内面世界の充実が重要になります。
常にプラス思考で、愛と感謝の想いでいるようにすれば、
やがてその内面世界の状態が、あなたを取り巻く周りの環境に表れてくるはずです。
逆もまたしかりですので注意が必要ですね。
マイナス思考で、怒りや不平不満の想いばかりでいると・・・
そんな世界が環境に表れてきてしまいます。
では次に、内面世界を充実させる方法について話を進めます。

3. 内面の磨き方
内面を磨き、内面世界を充実させるためには、
常日頃の自分の「在り方」を見つめ直しましょう。
あなたは自分らしく生きていますか?
自分らしい生き方=依存しない生き方です。
幸せは自分で選び、自分で決める。
欲しいモノは人に与えてもらうのでなく、自分から取りに行く。
要はどんな人生を生きたいのか?ビジョンを描き、自分ファーストで生きることです。
自分の想いに責任を持つ。その想いが作る現実に責任を持つ。
本当の意味での自己責任です。
自分で自分を形作る・・・そんな自立した「在り方」が基本的に重要です。
■内面を磨く6つのポイント
自分の「在り方」を見つめ直し、内面世界を充実させるために必要なこと6つを挙げてみます。
・物事にしがみつかない
・物事を肯定的にとらえる
・感謝の心を持つ
・否定的な言葉は使わない
・想像力を働かせる
・一流を体験する
*物事にしがみつかない
人、モノ、想い、考え方、出来事などに執着せず臨機応変にとらえること。
しなやかに考え、行動することです。
コップに新鮮な水を注ぎたいと望むなら、古い水を捨てないと新しい水は注げません。
新しいものは、まず手放さないと入って来ないということです。
固執する、執着する、その想いに自分が縛られてることに気付きましょう。
そうすればもっと自由に、大らかな自分で在れるはずです。
*物事を肯定的にとらえる
たとえ「ピンチ!」な状態になっても「チャンス!」と捉えましょう。
なぜならそれは次へのステップだからです。
良くなるための学びを自分のものにする、足踏みの時。
望まないことが起こっても、それはそこから何かを学ぶために起ってる。
物事の背後には、必ず何らかの意味があります。
文句を言うより学びに感謝しましょう。
*感謝の心を持つ
「感謝」の反対語は何かご存知ですか?それは「当たり前」です。
身体が動いて当たり前?
毎日目覚めて当たり前?
ご飯が食べれて当たり前?
大きな力に日々生かされながら、周りのサポートがあってこそ存在できている自分。
当然と思ってることに改めて感謝しましょう。
感謝の気持ちがあれば、自然と笑顔になれますよね。
*否定的な言葉は使わない
言葉は言霊と言うように、言葉はエネルギーを持っています。
しかも自分が発した言葉は、ブーメランの法則で全て自分に返って来ますから
今日から一切、否定的な言葉は使わないようにする方が自分のためです。
代わりに良い言葉、嬉しい言葉を人に掛けましょう。
それもまた、自分に返って来ますから。

*想像力を働かせる
気配りは想像力です。
何をすれば相手が喜ぶか? 何と言えば相手が安心するか?
気配りも、おもてなしも、想像するからできることです。
皆が喜び笑顔になる商品やサービスはどうすればできるのか?
皆がそれぞれの力を発揮し協力し合って、素晴らしい世の中を作るにはどうすれば良いか?
想像力を働かせたいですね。
想像力とは、人間だけに与えられた素晴らしい力ですね!
*一流を体験する
一流の人、芸術、音楽、文学、空間、サービス、思考などに積極的に接しましょう。
一流と言われるものには高い精神性がやどっていますから。
その波動に触れることが大事なのです。
なぜかと言うと、波動は伝わって来ますから。影響を受けますから。
その繊細で質の高い波動に周波数を合わせられるようになると
あなたも一流!

もっと色々とあると思いますが、このような事に気を付けていると
内面は磨かれ、充実してくるはずです。
4.外見の磨き方
「内面を磨くには時間がかかりそう・・・」と思う方は多いかも知れませんね。
では、日々のちょっとした心がけを習慣化することで自然と身に付く
外見を磨く3つのポイントについてお話します。
■装い=身だしなみを整える
清潔感のある身だしなみを整えることを習慣づけましょう。

*清潔感のある身体、髪、歯、爪
女性の場合はほとんど問題ないと思いますが、男性は特に気を使いたいですね。
爪はきちんと切りそろえ、汚れていないか確認しましょう。
体臭や口臭、香水などのつけ過ぎは「見えない印象」として強烈に残るので要注意です。
*きちんとした服装
高級な服である必要はありません。きちんとプレスされた清潔な服が必要です。
ほつれ、汚れやシミが無いように注意します。
何を着るべきかは、周囲と調和するようにTPOを考えて選びましょう。
*手入れされた靴とバック
きちんと磨かれた靴。手入れされたバック、カバンも重要です。
装いは服だけではありません。
服が新しくてもバックがボロボロ、靴が汚れていてはバランスが取れません。
靴は特に見られていることをお忘れなく。
■表情=笑顔を大切に
表情は豊かであればあるだけ「人柄も豊か」と受け取られます。
でも残念なことに、それほど感情表現が豊かでないのが日本人ですよね。
まずは毎日、笑顔を心がけましょう。

*笑顔に自信を持つ
意外と多いのが「笑顔に自信ありません・・・」という方々です。
日頃の表情がワンパターンなため、使わない表情筋が固まってしまい
動かせなくなったために笑顔が上手くできない結果となるケースが多いです。
表情筋トレーニングなどで、表情筋はわりと簡単に柔らかくなるので試してみて下さい。
*母音で反応する
表情を作るには母音で反応すると良いですよ。
「あ~!なるほど。そうなんですね」
「い~ですね!素晴らしいです」
「うんうん!良いと思います」
「え~!ほんとうですか」
「お~!スゴイですね」・・・という具合です。
その時、大きく口を開けて「あ~!」とか「い~!」とか言うと、
これも表情筋を使うのでダブルで効果が期待できるでしょう。
■動作=正しい姿勢を保つ
動作で気を付けたい箇所は色々ありますが、一番重要なのは姿勢です。
装いと笑顔が素晴らしくても姿勢が悪いと不健康に見えたり、だらしなく見えたりします。
*正しい姿勢を保つ
正しい姿勢は骨盤の在り方に関係します。
骨盤がニュートラルな位置にあると、姿勢は真っすぐ。
骨盤が前傾していると、お腹が出て反身になります。
骨盤が後傾していると、猫背で顔が前へ突き出て、膝が曲がります。

まっすぐかどうか確認するには、後頭部、肩、お尻、カカトが壁に付くように立ちます。
この正しい立ち方を毎日確認すると、次第に身体が覚えます。
極端に無理がある場合は、専門家の調整が必要かもしれません。
外見磨きはこのように、日々の習慣とすることで自然と身に付いてきますので
焦らず取り組んでみてください。
5.装い方で分かる!人の内面
その人の外見から内面がわかりますが、特に「装い方」でわかる!
ということを「外見心理学」から取り上げてお話します。
■オシャレに積極的な人ほど出世する
全員ではありませんが、オシャレに積極的な人ほど出世する傾向があるようです。
なぜならオシャレは外見を磨く努力であり、外見は人間関係を大きく左右するからです。
相手に良い印象を与えるという意味でも、出世している人の多くは
装いを整えることに積極的であり、身だしなみに気を配っていますよね。
また大勢の人の前に立つことが増えると、見た目に気を配るようになり
人に与える自分の印象を気にするようになります。
オシャレに気を配ることは、印象戦略として出世には欠かせないものと言えるでしょう。
■地味な服装・派手な服装をする女性
いつも地味な服装の女性は、内面も地味な場合が多いです。
恥ずかしがりなので、派手なことは好まず、控えめで真面目です。
謙虚なところもあるので、派手な服装を好む女性と比べると
実は男性からの人気は高いようです。
派手な服装を好む人は、そのまま素直に見ると内面も派手と思いがちですが、
意外に、内気で小心である場合があります。
実は内気で小心な自分をあまり良く思っていないために、
その内面を隠そうと、わざと派手な服装に身を包むのです。


このような人の特徴は、派手な服装に無理があり不自然な違和感があります。
内面が本当に派手な人は、派手な服装がしっくり自然に似合います。
派手な服装をする人には、このように本当に派手な人と、
無理して派手に見せている人の両方がいるということです。
■露出の多い服装・露出の少ない服装をする女性
露出の多い服装をする女性は概して、自己中心的でプライドが高く自分に自信があります。
また、他者との関係を持ちたがらない傾向もあります。
大胆で勇気があり、自分の思い通りに生きていくという気持ちが非常に強いです。

それが服装にも表れて、周囲の目を気にせず、
自分の好きな服装を大胆に着こなすことになるのです。
逆に、露出度の少ない服装ばかり着る女性は、
あまり自分に自信がなく、内向的で社交性に欠け、
多かれ少なかれ、自分に劣等感を持っていることが多いようです。
自分の存在をなるべく隠したいという内面の表れと言えるでしょう。
6. 持ち物で分かる?人の内面
装い方だけでなく、その人が選び、持ち、使う「持ち物」からも内面がわかる!
ということを「外見心理学」から取り上げてお話します。
■使う傘でその人がわかる
*いつも透明のビニール傘を使っている人は
物事にこだわらず柔軟な思考ができる人です。
透明のビニール傘はコンビニでもどこでもワンコインで買えますから
雨が降っても、その雨をしのげれば良い、という柔軟な発想なのです。
傘は心理学において、自分を外部から守ってくれる存在の象徴でもあります。
透明のビニール傘を使っている人は、自分を外部から守ってもらおうという気持ちが少なく、
自分の本音を透明に、ある程度さらけ出してもOKという心理があることが分かります。
要は日常における恐怖感が少なく、比較的安心した心境で毎日を送っている人です。

*自分独自のきちんとした傘を使っている人は
自分なりの危機管理をおこなっており、
自分の身は自分で守るという心理を持っている人です。
性格的にもしっかりしていて、他人に頼ろうとしないところがあります。
また、自分の考えをしっかり持ち、自分独自の信念を持っている人でもあります。
しっかりとした自分の考えや思考、信念を持っている人と判断するとよいでしょう。
*カラフルな色の傘を使う人は、
自分の心理状態を傘の色に投影していることが多いです。
例えば、赤、青、黄、緑など、何色ものカラーが入った傘を使う人は、
楽しさ、面白さを求めていて、周囲にも楽しさや面白さをアピールしたい人です。
紺色や茶色の傘を使う人は、心理的な安定感を求めています。
ベージュの傘を使う人は、心が疲れていてリラックスしたいと感じています。
青い傘を使う人は、気持ちを落ち着かせたい、冷静でいたいと感じています。
赤、黄、オレンジなど非常にカラフルな色の傘を使う人は、元気一杯になりたい心の表れです。
そして実際に、赤や黄色、オレンジの色彩の効果により、本当に元気をもらえるのです。

■カバンでその人がわかる
*ポケットの多いカバンを持ち歩く人は
几帳面で整理整頓が行き届き、物事の整理が得意な人が多いです。
ポケットが多いということは、収納できる場所が多いということで
その多くのポケットをうまく活用するには、整理整頓能力がないとできないからです。
なのでポケットが多いカバンを好んで使う人は、整理整頓能力が発達していると考えられます。
そして整理整頓能力が発達している人は、仕事もデキル人が多いです。
整理整頓こそが、仕事の能率をアップさせるもっとも重要なことだからです。
*アタッシュケースを持ち歩く人
アタッシュケースは固く頑丈で、中に入れたものを確実に守ってくれます。
なのでアタッシュケースを持ち歩く人は、ファッション性よりも実用性を重んじる人。
外見よりも中身、実利を重んじる人であると判断することができます。

このような人は、カバンのみならず生活のあらゆる面で実用性を重んじます。
服装、住居、車、仕事のやり方、何から何まで実用性を重んじることが多いです。
そして、人間関係においては、相手の外見だけを見ることはなく、
どのような能力があるのかをしっかりと見極めようとする人です。
*古びたカバンを持ち歩く人
いつも同じ古びたカバンを持ち歩く人は、愛着の心理が強い人です。
愛着が強いため、お気に入りのカバンを捨てることができないのです。
そして、愛着が強いため、カバン以外の持ち物も、
同じように、お気に入りのものばかり使っています。
またご飯を食べたり、買い物をする時も、いつも同じお店に行きます。
そして人間関係でも同じように、古い友人とばかり付き合い、
奥さんも古女房となって、仲が良いものです。
このような人は頑固で融通が利かず、自分の信念を持っている人が多いです。
でも物を大切にするので無駄遣いはしませんし、
友人や家族も大切にするので親友も多く、周囲から信頼されています。
もしいつも古びたカバンを持ち歩く人がいたら、友達になると良いかもしれません。
このような人であれば、一生涯の大親友となることもあり得ますね。
7. 見た目により変化する人の対応
心理学者のある実験で、様々な写真を見せて、人の性格や能力を推理させてみたところ、
やはり外見のいい人ほど性格が良く、能力が高いと判断されていることがわかりました。
また大人が子供を叱る時にも、外見のいい子は「悪気はなかったんだろう」
と思われる割合が非常に多いことも分かってきています。
このように、人の性格や能力を判断しているのは大部分が外見であり
外見により対応も変化することの例を「外見心理学」から取り上げてお話します。
■半袖シャツ姿の上司は舐められる?
上司の外見は部下の士気にまで影響します。
心理学者のある実験によると
管理職の男性に半袖シャツを着てしばらく出社してもらったところ
その部下達は、上司が長袖を着ている場合と比較すると
遅刻してきたり、昼休みを長く取る頻度がおよそ1割ほど増えたという実験結果が出たのです。
これは明らかに、半袖シャツを着た上司に対して気が緩んで舐め始めた兆候
と言えるでしょう。
人は外見や見た目で判断するので、上司が半袖シャツを着て威厳がなくなったために
ついつい気が緩んでしまうということが読み取れます。
常にピシッとしたスーツを着ている上司であれば、部下も緊張しますよね。
■美しい女性には男性は親切になる!
基本的に男性は女性を外見から評価するので、
美しい女性に対して、男性はついつい親切になってしまいます。

心理学者のハレルは、大学のキャンパス内にて
メイクをした美しい女性と、全くメイクしない女性が
それぞれ男性に道を聞くという実験をおこないました。
するとメイクをした美しい女性は、メイクをしない女性と比べると明らかに
男性から親切に道を教えてもらえることが分かりました。
また心理学者のミンスは、大学のキャンパス内にて
メイクをした美しい女性と、全くメイクしない女性が、わざと書類をファイルから落として
道行く男性からどれくらい書類を拾ってもらえるかを実験しました。
その結果、明らかにメイクをした美しい女性の方が、より多くの男性に、
より親切に書類を拾ってもらえたのでした。
男性は女性を評価する時、顔や体型などの外見を最も重視するということです。
この他、男性が美しいと感じる女性の特徴は
・スタイルが良い
・笑顔が眩しい
・姿勢がきれい
・愛嬌がある
・いい匂いがする
などが挙げられます。なかなか興味深いですね!
このように人の対応は、見た目によって変化するということをお分かり頂けたと思います。
8.まとめ
いかがでしたか?
今回は見た目という外見と、内面との関連性を心理の面から紐解いてみました。
そしてさらに内容を深め、外に表れる現象と内面世界の関係にまで踏み込みました。
見えるものと見えないもの。
形あるものと形のないもの。
現象と想い・・・
これらは私の中で、まるでメビウスの輪のようにつながっているイメージです。

それではもう一度、内容全体を見直しまとめてみましょう。
■見た目は人に大きく影響している。
ということを「メラビアンの法則」でご説明しました。
視覚情報が重要なので相手に良い印象を与えようと、人は見た目を良くしようとします。
が、どうしても隠せない本質が表れるのが
「顔つき」「身体つき」「目つき」そして「動作」です。
■内面が表れるものとして
目には見えないけれど、内面が表れるのは「声」と「存在感」です。
また生み出される様々な「作品」は、内面世界がカタチとして現象化したものです。
自分の身の周りに起こる現象は、全て自分が作り出しています。
内面世界の状態が、外側に現象として表れるということです。
なので望む現実を手にするためには、何よりも内面世界の充実が重要になります。
■内面世界を充実させるために、常日頃の自分の「在り方」を見つめ直しましょう。
内面を磨くポイントは6つあります。
*物事にしがみつかない
*物事を肯定的にとらえる
*感謝の心を持つ
*否定的な言葉を使わない
*想像力を働かせる
*一流を体験する
■日々の心がけで自然と身に付く外見を磨く3つのことは
*装い=身だしなみを整える
*表情=笑顔を大切にする
*動作=正しい姿勢を保つ・・・です。
日常の習慣にすると良いでしょう。
■装い方から内面の性格や心理がわかることの例を
「外見心理学」から取り上げてご説明しました。
*基本的にオシャレに積極的な人ほど出世する傾向にあるということ。
*地味な服装をする女性は中身も地味で、控えめで真面目な人が多い。
*露出の多い服装をする女性は、自己中心的で自分に自信がある場合が多く、
露出の少ない服装をする女性は、自分の内面を隠そうとしている場合が多い。
■持ち物からも内面の性格や心理がわかることの例を
「外見心理学」から取り上げてご説明しました。
*使う傘でその人がわかります。
*使うカバンでもその人がわかります。
■見た目により人の対応が変化することの例を
「外見心理学」から取り上げてご説明しました。
*半袖シャツ姿の上司に対する部下の対応は、気が緩んで舐めはじめるということ。
*美しい女性には男性はつい親切になる事などが実験から分かりました。
装いを含めた見た目という外見から、その人の内面が透けて見える。
ということは様々な例からご理解頂けたと思います。
同様に、内面世界が外に表れるということです。
自分の周りに起こる現象は、実は自分の内面世界の表れだということです。
飛躍しているように思われるかもしれませんが
「想いは現象化する」ことは真実であり、この真実に気付いて
いち早く自分の内面世界を見直す人が、真の意味での幸せを手にすることは疑いのないことなのです。
普段の自分の在り方を見直して、内面世界をどんどん進化させて行きたいですね!
見える世界と見えない世界は、メビウスの輪のようにつながっていますから。