美しい仕草、たたずまいを自分のものにしたくないですか?
こんにちは。
好印象プロデューサー 原田眞里です。
好印象に欠かせないアクションの一つである
仕草やたたずまい。
日本女性特有の美しいしぐさ、たたずまいって
どう表現すれば良いのかしら?
と考えていた時
女性以上に女性らしい、ある友人が思い浮かびました。
彼は日舞の女形(おやま)です。
そして今や名の知れた俳優のE.S.氏です。
ちょっとした表情、所作、目線、身のこなしなど
彼は女性である私以上に女性っぽく、そして色っぽく在る人です。
日常生活でのしぐさと舞台上でのそれとは
表現上の差はあるとは言え、
彼が何を意識しているのか?
ぜひ尋ねてみたいと思いました。
彼の返事はこうでした。
「例えばね、左の物を取る時は右手を使うの。
右にある落とし物を拾う時には、
下までかがんで左手で拾うでしょ。
右の着物の裾のみだれを正す時は左手を使って
左側の髪をさわる時は右手を使うのよ~。
要するに、身体の前で
Xを描く感じかしらねぇ~」でした。
な~るほど~!
目からウロコの女形からのレッスン。
私はありがたく学び、
以来それを「Xの法則」と名付けて
生徒さんにお話しています。
目線の使い方、
指先の使い方、
頭の傾け方、
身体のヒネリ方等々・・・
女性にとっては当たり前の、意識すらしない女性らしさ。
それを「表現」するために
彼らは良~く観察して、洗練された動作として
自分達の物にしてしまっている!というワケですね。
これもモデリング(まねる)という
技法の一つと言えるのかしら?
そんな女形をモデリングしようとするのが
女性である私・・・
っていうのも何だか笑えますね。
そして、そうそう!
振り向く時は、身体全身を使わない。
使うのは上半身だけ。もしくは、顔だけ。
しかも彼女、いえ、彼いわく
「腰と平行に振り向いちゃダメ。
ちょっと斜めるのよ~」と。
はぁ~!なるほどですね。
アセアセと時間に追われる日常生活で
こういうことを意識するのは難しそうですが
少しづつ身に付けられたら良いですよね。
是非、参考にしてみて下さいね。